〈第2回〉なりたい印象 断トツ1位はこう実現

ポテンシャルを最大化してビジネスで「信頼」を勝ち取って!
なりたい印象 断トツ1位はこう実現

こんにちは、「人の印象の専門家」の吉武利恵です。

ビジネスで関わる人と「信頼関係」を構築したいと思いませんか?

私がビジネスパーソン向けの「印象マネジメント」セミナーを行うとき、受講生にどんな印象になりたいかを3つ書き出してもらうことがあります。

断トツの1位は「信頼」です。

皆さんご存知の通り、信頼関係はそう簡単に構築できるものではありませんよね。いくら言葉で「信頼してください」と伝えたところで、信頼してもらえるとは限らないからです。答えは自分ではなく、相手が持っています。残念ながら、相手の答えを操作することはできません。

「信」の糸の束によりを加え、縄に変化させましょう

信頼関係を構築する要素には、「日々の対応」「態度」「発言」「親切さ」「気遣い」「思いやり」「優しさ」「約束を守る」「誠実」「前向き」「ポジティブ」など、もっともっとたくさんの要素があります。

この要素の積み重ねにより、『この人は「信」じられる人かもしれない』という一本の心の糸が相手とつながります。「信」の糸を数多く相手とつなげることで、複数の「信」の糸が束になります。でも、束になっただけの糸では、何か予期しないことが起こればブチブチと切れてしまいますよね。

「信」の糸の束に撚(よ)りが加わり、縄に変化することが大切ですが、それは相手が、『この人は「頼」れる人だ』と確信を持ったときに初めて実現します。こうなれば、数本の糸が切れたくらいで簡単につながりは切れません。

しかし、いくら縄でも、糸が切れ続ければ信頼関係は切れてしまいます。頑丈な心と心のつながりを保ち続けるには、心の「信」の糸をつなげ続け、撚りをかけてもらい続けること。これが人と人の信頼関係といえるのではないでしょうか。

信頼関係の構築にも「自分の印象」の伝え方が重要

信頼関係構築の近道は、自分の在り方を正しく相手に伝えられているかも影響します。言い換えると、あなたの持っているポテンシャルを最大限、相手に表現できているかということです。

最大「50」のポテンシャルの人が、印象アップに取り組んだからといって、ポテンシャルが「100」になるわけではありませんが、元々「50」のポテンシャルがあるのに、印象で損をして「30」にしか伝わらないのでは、あまりにももったいないと思いませんか?

印象マネジメントのキーワードは「“相手軸”のコミュニケーション!」です。相手に「どう見えるか・どう聞こえるか・どう感じてもらえるか」を意識して実行します。

人と人のコミュニケーションに欠かせないのが「人の印象」です。

コミュニケーションがうまくいかないと感じたときや、物事がスムーズに進まないと感じたときは、自分の印象を見直す時期かもしれません。

「どの顔で、どの声で、どの言葉でコミュニケーションをしている」かを、意識してみてください。

大切なのは「何を言ったかより、どう行動したか」

相手が信頼してくれるのを、じっと待っていても信頼関係がつくれるとは限りません。ぜひ、自分からどんどん信頼関係につながる態度や行動、発言のコミュニケーションに取り組んでください。「何を言ったかより、どう行動したか」がとても大切です。

最後まで、お読みくださいまして、誠にありがとうございました。

次回は、『オシャレが好印象とは限らない』について紹介していきたいと思います。

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